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かんごの木

メビウスの輪: 生きる(3) 

2019年が終わろうとしています。これまでご縁があった方も、これからご縁がつながる方も、そして、わたしも、暮らしを納める数日間の真っただ中。
  
今日が仕事納めという方も少なくないでしょうし、そのようなサイクルを持たない方もいらっしゃるでしょう。
皆さんはどのような年末を送っていらっしゃるのかなと想像します。
   
今回は、この1年の研究活動からのこぼれ話、「断捨離」についておしゃべりしたいとおもいます。
  
研究でなにを? 大雑把に言えば、「人が生きる」ということをいつもより深く考察してきました。まだまだ道半ばです。
けれど、気づいたら完成する前にまず実行! 有言実行じゃないと本当の意味では伝わらない・・・と思っているので、考察して気づいたことは、できるだけ早めに実践することにしています。いつも自分が実験台(笑)
その実験のひとつが「断捨離」なのです。
  
きのう、ライフワークとしてのお仕事全般の断捨離@作業編をいたしました。準備には二日間かけました(他のことをしながらですが)。準備は、断捨離@内省編。
  
someone: えっ!!!2日も準備するの???
mimiさん: はい、そうです。
someone: 捨てるものを仕訳するとか???
mimiさん: いいえ、物理的な仕訳はしません。
someone: それってどういうこと??
  
断捨離@内省編は、「自らの内側=精神に問いかける」という作業です。セルフカウンセリング。あの、ご自身には、やさしくしてあげてください(笑)
いつも管理職研修でお話していることですが、痛くしちゃいけません。甘やかさなくていいですけど、じんわりあったかく、大きな愛できいてあげましょう。
  
どのように生きたい? どんなときに充実感を覚える? どんなことをしてみたい?
死ぬときに自分の人生をともにしてくれた人たちに、何て言って死にたい? それはどうして?
  
そして・・・ 「あなたは、なんのために生きているの?  わからない。 そうだよね。それじゃ、一緒に考えよう。」
  
私事恐縮ですが、この最後の問いは、ものごころついた時から胸の内にある問いです。なんのために生まれたのか、なんのために生きているのか。
まさか、これがライフワークになるとは思ってませんでしたけれど。
  
話しを戻すと、上の問いは、年齢を重ねた人であるほど答えるのが難しいんです。
年齢を重ねると、大概のことは経験済みで、先が見えて来る感じがしますから。これは「ものわかり怪人」の仕業ですね。
「ものわかり怪人」のセリフには、独特のクセがあります。
  
「だってしがらみがあるもの、仕方ないよね。」「それが大人になるってことなんだよ。」「人生そんなもんだよ。」
「あの人もあの人もそうだったじゃないか、みんなそうなんだよ。」
「あぁ、たまに、ああいう人もいるけど、あれは一握りの人だよ。羨ましいね。自分らのような人間とは違うのさ。」
    
大体こんな感じです。
「ものわかり怪人」は過去の経験を根拠にものを言いますから、妙に説得力があって折り合いをつけるのが大変です。
  
この「ものわかり怪人」は心の中に棲んでいて、個性があります。皆さんには、素直でかわいい方が棲んでいるかもしれませんが・・・わたしのはなかなか手ごわい!
データでものを言う仕事をしてきたからだと思うのですが、がんこで理屈っぽくてしつこい「ものわかり怪人 みみぞうくん」が居座っているのです。
この人と折り合いをつけるのが実に難しい!(笑)
もちろん、怪人さんに性別はありません。が、わたしの中の怪人さんは、どちらかというと男の子です。
  
これまでわたしは「みみぞうくん」と議論するために、色んな理屈を考えてきました。
これまでの議論の勝敗は50:50で、彼はわたしの人生に対する貢献度が高いと自負していました。(いい気なもんです。)
そして、このたび、研究のおかげで完全論破することができ、わたしの勝率が上回りました(断捨離成功!?)。
以下は、説得(断捨離@内省編の実践)時のセリフ概要です。
  
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さすがだ、みみぞう、きみが言ってることは正しい。これまでの経験から帰納的に推論すると、人生の先は見えている。
しかし、わたしは生まれたときから究極の先を知っている。それはいつか死ぬということだ。
生物は、何等かの理由で、いつか必ず死ぬ。人生は必ず終わるんだ。
  
きみはたまたま今まで生きられたからそれだけのモノが言える頭になったんだろう。いつも警告してくれてありがたいよ。
けれど、一つだけ間違っていることがある。きみにはそれがわかるか?
   
いいかい、人間は、きみが言うように、経験から未来を予測する。経験は過去だよ。過去は戻ってこない。
つまり、過去「それ自体は」生きていないんだよ。
じゃ、未来はどうか?
未来は誰にもわからない。きみが言うように、人生そんなもんだというけれど、
じゃぁ、これまでの人生、次に経験することをどのくらい予想できた?
できないよ。できないから、予想して安心するわけだ。
   
つまり、きみはただ安心したいから、どうせ今までと同じだと言っているにすぎない。
何故か? きみは、わたしの過去でできているからだよ、みみぞうくん。
きみが見る未来は、過去によってフォーマットされたきみだけが見られる過去の経験をつかった作品にすぎないんだよ。
   
けれど、人間は、歴史的にどうやって未来を切り拓いてきたとおもう?
ありもしないことを想像して、他人とシェアして、実現しようとしてきた歴史が今なんだよ。
そして、今がこれからやって来る未来をつくっている。
   
過去によってきみが未来をみてくれるのはありがたい。過ちを犯さないように忠告してくれるきみがいないと。
向こう見ずでは危険がいっぱいだからね。
けれど、きみは幸せか? どうも幸せそうに見えないんだよ。
もし少しでも明るい未来がみたいと思うなら、少しその賢さをゆるめてくれないか? わたしが得意な「あそび」につきあってほしいんだ。
そう、人生にあそびは必要だ。それは賢いきみにもわかるだろ?
   
暇人のユーモアだと思って、ちょっと試してもらいたい。
なぁに、君が言うように、どうせ人生は決まっている。だったらもう、そんなこと考えなくてもいいだろ? 決まってるんだから!
  
わたしのオーダーは・・・
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このあと、新しい未来に生きるわたしから遡って、いま、ここでできる新しい経験をオーダーしてみました。
オーダーしたことが、断捨離@作業編によってスタートします。
  
これまでのパターンとは違ったことをするのですから、はじめはほんの小さなことでいいのです。
ほんのりと幸せになること、充実感につながること、やりたいと思うこと・・・なんでもOK。
毎日続けて、新しい経験をつくってもらいます。
つくるというと、足し算の発想のように思いますが、プラマイゼロじゃないと苦しくなります。
何かをはじめるなら、何かを引く・・・それが断捨離@作業編なのです。
   
彼は、まだ、わたしのバックグラウンドでブツブツ言っています。とにかく理屈は達者。
まるで、忠告マニア!(笑)
けれど、帰納法しか知らないので、ヤツは想像力がなくなっているし、そろそろ、長年同じパターンの閉塞思考に飽きてきている!
この「内心飽き飽きしている」ときが、断捨離@内省編 成功のタイミングです。
   
スキをついて、安心させてあげて、軽くだましてあげるのです。ものわかり怪人を、軽くだますことに成功したら、未来は変わる!
何故なら、経験される過去が変わるからです。
   
未来の彼は、まことしやかに語ることでしょう。「ちょっと新しいことをやってみたら幸せになるのさ」
まったくしょうもない単純なヤツです。
未来の彼は気づいていませんよ。今の私に断捨離されて、それまでの自分をいつのまにか捨ててしまっていることには・・・(笑)
   
実は、ものわかり怪人に悩まされている管理職の方に・・・
   
「戦わなくても大丈夫。必要なことにつながっている〈いまできること〉を探してはじめましょう。小さなことでも積み重ねると大きくなる。
新しい経験を積み重ねれば、必ず未来はかわってきます。それは、今がどんどん過去になるからです。
人間は過去によって未来を思い描き、次の行動を決めますから。そうやって、今からできることをしながら、風向きが変わるのを待ちましょう。」
   
そんなことをお話したんです。たしか、今月に入った頃だったように思います。
   
後日、「妙なこと話しちゃったけど、お顔が明るくなってよかったなぁ・・・」などと、その時のことを回想していたら、
偶然、知人からメッセージがとどき、理論物理学者の佐治晴夫さんの談話を紹介してくださいました。。
   
“これまで”が“これから”を決めるのではなく、“これから”が“これまで”を決める。理論物理学者・佐治晴夫さんインタビュー
https://greenz.jp/2014/03/13/haruosaji/?fbclid=IwAR0lz38Z93uL4vqRMNYUSYUst5PWrvs5fGmkSbwSo9-Jf6tSo0Gz-wWzhuc
   
表現は違いますが、わたしと同じことをお話されているなとおもいました。物理学やってる方もそう思うのね♪と素直に嬉しい気分。
その他のお話も、感動して、心があたたかくなりました♪ 関心のある方は是非!
   
それでは、皆さま、よいお年をお迎えくださいませ。
  
  

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