現実から離れない書き方

2021年2月4日

次のステップに進むためには、どうしても書かなければならないものがあって、日々、書きモノをしています。

自分が長い間かけて発見したことを、必要な人に届けたいのです。

いつか原稿ができて、出版を考えるときには、必要な人が世の中にどのくらいいるかが問題になるようですが……

おかげさまで、そこはOKそうな感じです。もちろん上手に書けたらのはなしです。

実は、今後の活動のすべてが「発見したことを必要なひとに届ける」作業です。だから、本当は、無理矢理書かずに、直接実践に入りたいくらいです。が、その土台になるものがどうしても必要で、土台になるものを表現するには言葉しかない……なので、言葉を綴る作業をしています。

これが困ったことに、書くと現実から離れるのです。ずっと悩みのタネでした。

わたしは、元来、書くことが苦手で、書けるようになるために学者になり、論文を書いてきました。書くことが苦手な原因は頭の使い方にあるのですが、書けるようになるために矯正してきたのです。

これまで書いてきたもののほとんどすべてが学術系の論文なので、記述するときの頭の使い方は直線的です。慣れれば、とても楽です。慣れればのはなしですが(苦笑)

けれど、いま記述したいものは、わたしのもともとの頭の使い方に近いので、論理的記述でははなしになりません。なので、書き方の改造に取り組んできました。ライティングゼミに参加したり、出版セミナーに参加したりして、自分が身に着けた書き方を破壊する努力をしてきたのです。

書き方を破壊するということは、頭の使い方(パターン)を壊すということですから、大変な負荷がかかります。科学から哲学に転向したときの頭の負荷も相当でしたが、身に着けるより壊す方が大変なんだなと実感しています。

おかげで、臨床の研究初心者にいくら言っても科学論文の記述にならないのがどうしてか、よくわかるようになりました。文章をみて、頭の使い方がすいて見えるようになってきた!(笑)

もう長いこと、書いては崩す作業を繰り返していて、やっているうちに、当初は想像していなかったものに変わってきました。その過程でわかったことが一つ。それは……

現実から離れない書き方をするには……

書いているのに、書いていないように書くことが必要だということ! 

説明しないとわからないと人はいいますが、説明すると難しくてわからないといいます。

まさに、説明しているのに、説明していないように説明する……それが、現実から離れない書き方なのだろうなとおもいます。

それってどういう書きかたなの? 結局、説明できません(笑)

が、看護人材育成の連載の記述方法が、それに近いです。トークと学術系の記事の間くらいの感じ。

ワントピックの短い文章なら、そういう記述ができるようになってきました。なんと、仕事を文章改造の機会に使っている!(笑)

冗談はさておき……もうちょっとでなんとかなりそうだと毎日言いながら……相変わらず、毎日、毎日、なんともならずに、同じようなことを書いては、考え込み、考え込むと大概ダメなので、やめてリセットして、また書き直し……すると想定外の内容がスルスル出てきて戸惑い……そんなことを繰り返しています。

どうなっちゃうんでしょうか?

けれど、これ、うまくいったら、記述と現実がシームレスにつながるはず!

できるかどうかわからないけれど、チャレンジは続きます。

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